代表メッセージ

世界で勝てる個人・チーム・組織をつくりたい

「人」と「チーム」の成長支援を通じて「組織」の発展に貢献する。 個人と企業組織のグローバル化に貢献する。それがPolaris Partners創業の志です。そして、変化対応力に富んだ、世界で勝てる個人・チーム・組織をつくるには、「Engagement」(エンゲージメント:組織の一体感、ミッションとの一体感)にもとづく、「Empowerment」(エンパワーメント:自律・オートノミーが現場に溢れた状態)が不可欠だと私は考えています。

その考えの原点には、私自身の二度の海外赴任経験があります。 最初の海外赴任は、まだ30歳そこそこの頃。「ビデオプロジェクターを売ってこい。エリアは中国からインドまで。どこで何をやってもいいから、xxx億の売上げをつくること。とにかく結果を出せ」。その命のもとに、ソニーのアジア地域HQ(香港)に赴任しました。

扱い商品のひとつが、日本市場ではホームシアター用などに使われていた商品。現地・現場で調査を重ね、中国とインドでは街頭での映画上映の需要がありそうだとわかり、「街頭映画館」のビジネスモデルを育て、エンターテインメント系のB to Bビジネスを展開しました。一方、シンガポール・タイなどでは、プレゼンテーション需要が大きいことが判明、中国・インドとは違うビジネスを拡大しました。成果が出ているときは何をやっても上手くいくもので、現地人スタッフへのチームマネージメントも上手く回りました。

東京側のボスは、常に「見ていて」くれました。まだメールがない時代。ときどき電話をくれ、東京出張時は必ず晩飯に誘ってくれました。「ボスの信頼に応えたい!」と思う気持ち。それが自分をドライブするガソリンでした。ボスとの相互信頼が下地としてあったからこそ、「任せるから結果を出せ!」というエンパワーメントが丸投げに終わらず、機能したと思います。そしてコミットメントを超える成果が出せた時、ボスは自分のことのように喜んでくれました。その顔を見た時の嬉しさは、今も深く心に刻まれています。

一方、二度目の海外赴任(英国)は、チャレンジを受け続けた経験です。担当商品が思うように売れず、東京の本社からは、数字が上がらないことに対する苛立ちが伝わってきます。また、上司がベルギー人、部下が英国人、フランス人、オランダ人、エジプト人と多国籍軍で、チーム内のコミュニケーションも困難を極めました。この、結果が出ない中でのマネージメント格闘経験はほろ苦い思い出であると同時に、今でも自身の振り返り・学びの宝庫です。当時イギリスのオフィスに、私に対してメンター・コーチ的なアプローチで接してくれる(ちょっとお節介な)古株の現地マネージャーがいました。彼の存在があったればこそ、自分を客観的に振り返ること(Self-monitoring)ができ、自身のモチベーションを鼓舞できたのだと。現在ビジネスコーチングを実施している原点は、その時の「感謝の念」にあります。

「エンゲージメント」「エンパワーメント」がカギ

良い頃のソニーには、エンゲージメントとエンパワーメントとの絶妙のバランスがありました。あれほどの圧倒的当事者意識が、グローバルスケールで満ちていた組織はなかなか見あたりません。そのエッセンスを下地に、クライアントの特性に合わせてソリューションを提供するよう努めて行きたいと考えています。
そして、変化がますます激しくなる現代、グローバル環境の中でスピード感をもって決断・実行していくには、自律型人財が不可欠。その育成には「エンゲージメント」「エンパワーメント」こそがカギを握ると実感しています。

個が活きる。組織が活きる。――「人」と「チーム」の成長支援を通じて「組織」の発展に貢献する。
世界に入る。世界を入れる。――個人と企業組織のグローバル化に貢献する。
これらミッションをもとに、Polaris Partnersは貴社のパートナーとして、世界を足場に活動してまいります。