このところ、とある特定のスターバックスに頻繁に行くようになった。多くのカフェの中で、数あるスターバックス店舗の中で、何故そのお店に自分は行ってしまうのか?理由はお店の方達が「留岡さん」と名前で呼んで会話をしようとしてくれるから。
20分2000円というスタイルの美容院に行っている。QBハウス的な運営ゆえ、行く度に違う職人さんにカットしてもらっていた。ある日「留岡さん」と名前で呼んでくれる職人さんに出会い、それ以来その職人さんを指名して(若干の指名料)伺うようになっている(他の職人さんにはそのような習慣は無い様子)。
サービス・商品の質に大きな差異を見いだしづらい昨今、「違い」を産み出すポイントのひとつは顧客を「名前で呼びかけ」てコミュニケーションのパス交換を行うことなのだろう。名前を呼んでもらうことで他の客とは違う特別感を演出、という観点には響かない。響くものは、真正面から私をみてパスを出そうとする相手の意志、そしてビジネスライクな価値・対価(ギブ&テイク)とは別種の「感情の関わり・パス交換」へのほのかな信頼。
英語には「仕事」の呼び方が幾つも存在する。Job,Work,Laborなどなど。その中で「Calling」という呼称を私は気に入っている。正しい語源は定かではないが、呼ぶこと・呼ばれること、を仕事の真ん中に据えておきたいと思っている。
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